2020年代

受賞作

受賞作
2026 <特集写真部門(Feature Photography)> ジャーヒー・チクウェンデュー(ワシントン・ポスト)ピューリッツァー賞特集写真部門受賞作「末期がん患者の夫と、妊娠中の妻」
「生と死の間で:逝きゆく父、生まれたばかりの娘、そして彼らを繋ぐ愛(Between life and death: A dying father, a newborn daughter and the love that binds them)」
ジャーヒー・チクウェンデュー氏(ワシントン・ポスト)
末期がんと闘う父親と、第一子の誕生を迎える家族の姿を追ったフォトエッセイ。白黒の写真のみで構成。
被写体は、ユタ州に住むタナー・マーティンさん(当時30歳)と、妻のシェイさん夫妻す。タナーさんは25歳のときにがんと診断された。末期の結腸がん(ステージ4)を患いながら、新しい命の誕生を待つ姿を、数ヶ月間にわたって記録した。
生と死、そして家族の愛を深く掘り下げた秀作として高く評価された。
ジャーヒー・チクウェンデュー(Jahi Chikwendiu)氏は長年ワシントン・ポスト紙で活躍してきたフォトジャーナリスト。2001年から25年、同紙の社員として活動。2026年2月、同紙の経営陣(Amazon創業者のジェフ・ベゾスら)が写真部門の全員をリストラで解雇したことに伴い、退社した。
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<ニュース速報写真部門(Breaking News Photography)> パレスチナ・ガザ地区の破壊と飢餓
「イスラエルとの戦争によってもたらされた、パレスチナ・ガザ地区の破壊と飢餓の惨状を捉えた一連の写真シリーズ」
※パレスチナ人フォトジャーナリストであるサヘル・アルゴラ氏が、現地での破壊の爪痕や、深刻な食料不足にあえぐ市民の姿を克明に記録した写真群。極限状況下で生き延びようとする人々の生々しい現実を世界に伝えた。
アルゴラ氏は自身も過酷な環境に身を置きながら、「人々が命にしがみつき、傷を癒やし、最もシンプルな手段で生活を立て直そうとしている姿を感じたからこそシャッターを切った」と語っている。
サヘル・アルゴラ氏(フリーランス/ニューヨーク・タイムズ紙に掲載)
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2025 <特集写真部門(Feature Photography)> シリアのセドナヤ刑務所
「アサド政権時代に拷問や虐待が行われていたシリアのセドナヤ刑務所」
ニューヨーカー(モイゼス・サマン氏)
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<ニュース速報写真部門(Breaking News Photography)> トランプ大統領が狙撃された際の写真
「トランプ大統領が狙撃された際の写真」
※頭部の右側に銃弾が写っている
ニューヨーク・タイムズ(ダグ・ミルズ氏)
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2024 南米コロンビアから米国へ向かう移民希望者たち
「南米コロンビアから米国へ向かう移民希望者たち」
AP通信

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2023 路上生活をする22歳の妊婦
「路上生活をする22歳の妊婦」
ロサンゼルス・タイムズ紙
クリスティーナ・ハウス記者

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2022 インドの新型コロナウイルス大流行の惨状
「インドの新型コロナウイルス大流行の惨状」
ロイター通信

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2021 新型コロナウイルス禍のスペインの高齢者の生活
「新型コロナウイルス禍のスペインの高齢者の生活」
AP通信(エミリオ・モレナッティ)

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2020 カシミールにおいてインド政府が行った封鎖と人権弾圧
「インドとパキスタンの領土紛争地域であるカシミールにおいて、 インド政府が行った封鎖と人権弾圧」
AP通信(インドの報道カメラマン3名:ダルヤシン、ムフタールカーン、チャンニーアナンド)

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2010年代

特集写真部門の受賞作

受賞作
2019 イエメンの内戦
「『最悪の人道危機』とも言われるイエメンの内戦」
ワシントンポスト(ロレンツォ・トゥニョーリ)

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2018 暴力から逃れるために国境へ向かうミャンマーのロヒンギャ難民

暴力から逃れるために国境へ向かうミャンマーのロヒンギャ難民

ロイター通信
2017 米国シカゴの銃撃事件で犠牲者となった10歳の男の子とその家族

米国シカゴの銃撃事件で犠牲者となった10歳の男の子とその家族

シカゴ・トリビューン(E. Jason Wambsgans)
2016 家を強制退去させられた少年たち

家を強制退去させられた少年たち(米メイン州)

ボストン・グローブ(Jessica Rinaldi)
2015 エボラ出血熱 疫病の恐怖

エボラ出血熱 疫病の恐怖

西アフリカのエボラ出血熱

ニューヨーク・タイムズ(ダニエル・ベレフラック)
2014 ボストン・マラソンで両足を失った青年の一年

ゴールの向こうへ

ボストン・マラソンで両足を失った青年の一年

ニューヨーク・タイムズ(ジョシュ・ヘイナー)
2013 シリアの狙撃手たち

シリアの狙撃手たち

シリア騒乱の兵士

フランス通信社(ハビエル・マンサノ)
2012 イラクから帰国した退役兵が厳しいPTSDで苦闘

おかえりなさい

イラクから帰国した退役兵が厳しいPTSDで苦闘

デンバー・ポスト(クレイグ・F・ウォーカー)
2011 ギャング同士の市街の銃撃戦で犠牲になった一般人

銃火に巻き込まれて

ギャング同士の市街の銃撃戦で犠牲になった一般人

ロサンゼルス・タイムズ(バーバラ・デイビッドソン)
2010 政府軍に志願したティーンエイジャー

10代の新兵

イラク反政府運動が広がる中、政府軍に志願したティーンエイジャー

デンバー・ポスト(クレイグ・F・ウォーカー)

2000年代

特集写真部門の受賞作

受賞作
2009 バラク・オバマ大統領の大統領選挙戦

バラク・オバマの大統領選

バラク・オバマ大統領の大統領選挙戦

ニューヨーク・タイムズ(デイモン・ウィンター)
2008 親の終末期の病と闘う家族

私を覚えていて

親の終末期の病と闘う家族

コンコード・モニター(プレストン・ガナウェイ)
2007 小児ガンに侵された男児と共に戦った未婚の母親

ある母親の旅

小児ガンに侵された男児と共に戦った未婚の母親

サクラメント・ビー(ルネ・C・バイヤー)
2006 イラク戦争で戦死したアメリカ合衆国海兵隊軍人の葬儀の舞台裏

最後の敬礼

イラク戦争で戦死したアメリカ合衆国海兵隊軍人の葬儀の舞台裏

ロッキーマウンテン・ニュース(トッド・ハイスラー)
2005 爆発により瀕死の重傷を負ったイラク人少年を治療するオクラホマ州の病院

ライオン・ハート作戦

爆発により瀕死の重傷を負ったイラク人少年を治療するオクラホマ州の病院

サンフランシスコ・クロニクル(ディオンヌ・フィッツモーリス)
2004 リベリアの内戦において、抗争に巻き込まれた無実の市民

包囲されたモンロビア

リベリアの内戦において、抗争に巻き込まれた無実の市民

ロサンゼルス・タイムズ(カロリン・コール)
2003 アメリカ合衆国に向かう中央アメリカの青年達の危険な旅

エンリケの旅

アメリカ合衆国に向かう中央アメリカの青年達の危険な旅

ロサンゼルス・タイムズ(ドン・バートレッティ)
2002 アフガニスタンとパキスタンにおいて、長引く抗争に耐える人々

911テロ、アフガニスタン

アフガニスタンとパキスタンにおいて、長引く抗争に耐える人々

ニューヨーク・タイムズ
2001 シートンホール大学の寮で起こった火事で重傷を負った2人の生徒

火事の後

シートンホール大学の寮で起こった火事で重傷を負った2人の生徒

スター・レッジャー(マット・レイニー)
2000 コソボ難民の苦境

コソボ難民

コソボ難民の苦境

ワシントン・ポスト(キャロル・グージー、マイケル・ウィリアムソン、ルシアン・パーキンソン)

1990年代

特集写真部門の受賞作

受賞作
1999 クリントン大統領のスキャンダル

クリントン大統領のスキャンダル

クリントン大統領とモニカ・ルインスキーの不倫騒動から起こった出来事と、その後の弾劾公聴会

AP通信
1998 アルコール依存症または麻薬中毒の両親を持つ幼い子供達の苦境

麻薬が生みだす孤児たち

アルコール依存症または麻薬中毒の両親を持つ幼い子供達の苦境

ロサンゼルス・タイムズ(クラレンス・ウィリアムズ)
1997 大統領再選のためのキャンペーン中、ロック・コンサートで踊るボリス・エリツィン

踊るロシアの熊

大統領再選のためのキャンペーン中、ロック・コンサートで踊るボリス・エリツィン

AP通信(アレクサンダー・ゼムリアニチェンコ)
1996 ケニアにおける女子割礼儀式

ケニアの通過儀礼

ケニアにおける女子割礼儀式に関するショッキングな一連の写真

ステファニー・ウォルシュ(フリーランス)
1995 ルワンダにおける恐怖と荒廃

ルワンダと死の村

ルワンダにおける恐怖と荒廃

AP通信
1994 食料センターに向かう途中に飢えのためくずおれたスーダンの少女

ハゲワシと少女

食料センターに向かう途中に飢えのためくずおれたスーダンの少女

ニューヨーク・タイムズ(ケビン・カーター)
1993 1992年の大統領選

クリントンの大統領選

1992年の大統領選

AP通信
1992 21歳になる7人のアメリカ人のライフスタイル

21歳

21歳になる7人のアメリカ人のライフスタイル

ブロック・ニュースペーパー(ジョン・カプラン)
1991 非常に厳しい状態で暮らすルーマニアの孤児・病気を患った子供たち

不治の病に苦しむルーマニアの子供たち

非常に厳しい状態で暮らすルーマニアの孤児・病気を患った子供たち

ダラス・モーニングニュース(ウィリアム・シンダー)
1990 中国と東欧の政治的な暴動

写真で見る激動の世界

中国と東欧の政治的な暴動

デトロイト・フリー・プレス(デヴィッド・C・ターンレイ)

1980年代

特集写真部門の受賞作

受賞作
1989 デトロイトのサウスウエスタン高校に通う生徒達

学校生活

デトロイトのサウスウエスタン高校に通う生徒達

デトロイト・フリー・プレス(マニー・クリソストモ)
1988 マイアミの公営団地に住む麻薬中毒患者たち

墓場

マイアミの公営団地に住む麻薬中毒患者たち

マイアミ・ヘラルド(ミシェル・ドゥシール)
1987 アメリカ人農夫の砕かれた夢

危機に瀕する農家

アメリカ人農夫の砕かれた夢

デモイン・レジスター(デヴィッド・C・ピーターソン)
1986 フィラデルフィアのホームレス

冬のホームレス

フィラデルフィアのホームレス

フィラデルフィア・エンクワイラー(トム・グラリッシュ)
1985 エチオピアの飢餓と、アメリカ‐メキシコ国境の不法滞在者

飢餓

エチオピアの飢餓と、アメリカ‐メキシコ国境の不法滞在者

ボストン・グローブ(スタン・グロスフェルド)
1984 エチオピアの飢餓のシリーズと、戦没将兵追悼記念日に亡き夫の墓を訪れる婦人

追憶

エチオピアの飢餓のシリーズと、戦没将兵追悼記念日に亡き夫の墓を訪れる婦人

デンバー・ポスト(アンソニー・スオウ)
1983 エルサルバドルの生と死

エルサルバドル、殺戮の地

エルサルバドルの生と死

ダラス・タイムズ・ヘラルド(ジェームズ・B・ディックマン)
1982 様々なテーマで連続した素晴らしい作品を残したため

ある男のシカゴ

様々なテーマで連続した素晴らしい作品を残したため

シカゴ・サンタイムズ(ジョン・H・ホワイト)
1981 ミシガン州ジャクソン州立刑務所

ジャクソン刑務所での生活

ミシガン州ジャクソン州立刑務所

デトロイト・フリー・プレス(タロウ・M・ヤマサキ)
1980 西部のカウボーイ達

峠のわが家

西部のカウボーイ達

ダラス・タイムズ・ヘラルド(アーウィン・H・ハグラー)

1970年代

特集写真部門の受賞作

受賞作
1979 1978年のブリザード

雪に閉ざされたボストン

1978年のブリザード

ボストン・ヘラルド(ボストン・ヘラルドの写真家たち)
1978 ローデシア地方のゲリラに関する3枚の写真

ローデシアの奥地

ローデシア地方のゲリラに関する3枚の写真

AP通信(J・ロス・ボーマン)
1977 軍隊記念日パレードにおける体の不自由な退役軍人と彼の子供

群衆のなかの顔

軍隊記念日パレードにおける体の不自由な退役軍人と彼の子供

チャタヌーガ・ニュース・フリー・プレス(ロビン・フッド)
1976 ルイビルの学校における強制バス通学

人種統合教育

ルイビルの学校における強制バス通学

ルイビル・クーリエ・ジャーナル(ルイビル・クーリエ・ジャーナルのカメラマン達)
1975 ワシントンのカラー、モノクロの写真

ワシントンの顔

カラー、モノクロの写真

ワシントン・ポスト(マシュー・ルイス)
1974 北ベトナムに囚われていたアメリカ人軍人の帰還

英雄の帰国

北ベトナムに囚われていたアメリカ人軍人の帰還

AP通信(スラヴァ・ヴェダー)
1973

出産

"Moment of Life"と題する出産に関するシリーズ

トピーカ・キャピタル・ジャーナル(ブライアン・ランカー)
1972 ベトナム戦争

戦争の傷痕

ベトナム戦争

UPI通信社(デイヴィッド・ヒューム・ケナリー)
1971 イリノイ州にある知的障害者のための学校

人間倉庫

イリノイ州にある知的障害者のための学校

シカゴ・サンタイムズ(ジャック・ダイキンガ)
1970 フロリダの出稼ぎ労働者

季節労働者の移動

フロリダの出稼ぎ労働者

パーム・ビーチ・ポスト(ダラス・キニー)

1960年代

特集写真部門の受賞作

受賞作
1969 マーティン・ルーサー・キングの葬儀に出席する未亡人と子供達

尊厳の肖像

マーティン・ルーサー・キングの葬儀に出席する未亡人と子供達

エボニー・マガジン(モネタ・スリート・Jr)
1968 ベトナム戦争

静かな雨、静かな時

ベトナム戦争

UPI通信社(酒井淑夫)

参考文献:

ピュリツァー賞 受賞写真 全記録 第2版(2015年)